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フランス書院文庫だか, 文庫本形態のエロ小説があるでしょう.
まあ画像情報と文書情報はそれぞれに良さがあるわけで,
数カ月単位のゆるやかな趣向の変化とともに書庫の配置を変えていた
一高校生にかつてわたしも過ぎなかったわけだが,
そのなかに, シトロエンが重要なキーワードを占める一作があった.
とはいっても, 別に車高調節機能を悪用したり,
LHM を塗布したりといったものではない.
そういえば, わたしの中学高校で良く言われていた都市伝説?のようなものに,
- カーセックスにはフランス車が一番だ
or- フランス車はカーセックス用に設計されている
なぜなら車高調整機能とかあるから. というものがあった.
いま考えると, なぜそんなことが言われていたのか, はなはだ不明である.
(そりゃホンダ S-MX のことだろう.)
どのメーカーとってもイスがいいからかな? わたしの少ない人生経験では, それはあまり直接的には関係なかったような気がするが. まあ中学高校レベルではなんでもそっちに結びつけてしまうのも無理はない.
むしろ, 運転席側から助手席のリクライニングレバーを操作できる設計の車が多い傾向のほうがより関連があるとおもう. ホーンはだいたいウインカーに付いているから ステアリング・パッドをポコッと外せて, なかに小物を収納できるし. 「ほらエアバッグだよーん」みたいな.と書いていたら, このページを読んだある方から
「CX のステアリングにある小物入れは, 本当にコンドーム・ケースというみたいです」
との情報をいただきました.
とりあえず CX の Haynes を立ち読みしましたが, よくわからんす :-)国産車の場合はヒューズボックスがその収納場所にあたるが, 入れたままうっかり定期点検に出してしまってディーラーで恥をかくのが 大学生の平均的な生態であろう.
話がずれた.
チャールズ・ブロンソン主演の映画「テレフォン(Telefon)」をご存知だろうか.
ソ連が密かに人間に心理訓練を施し, アメリカに住まわす.
当人たちはそのへんの記憶をすべて消されているので,
普段はまったく正常な暮らしを営んでいる.
しかし, ひとたび彼/彼女らにどこからか電話がかかり,
ある詩の一説が朗読される..
と, 日常の人格は停止し, 記憶の深層に焼き付けられた行動命令が長い眠りから醒め,
そしてある者は繁華街にて自爆, またある者は殺人兵器と化する..
この「遠隔人間兵器」を,
米ソのデタント-緊張緩和にあきたらないソ連軍の一部が,
最高機密をやぶって活動させ, 両国間に戦争を起こそうとする.
それを阻止しようとするアメリカと,
アメリカと協力してこの陰謀を防ごうとする
KGB 大佐チャールズ・ブロンソンが皮肉な役割を演じていて面白い映画であった.
問題の小説も, メカニズムはこれと同様である.
ただ状況設定はもちろん異なり,
社会の闇に潜む人身売買組織が,
誘拐した良家子女に極秘に心理訓練を施してその記憶を消し,
普段はふつうの生活,
しかしひとたび悪魔のキーワードをささやかれるが否や,
埋め込まれた別の人格が入れ替わって
なんたらかんたら...
再び催眠を解かれれば記憶には何もないのだが,
覚えのない自分の身体の変化に忍び寄る恐怖..
まあこういうサスペンス調のものであった.
で, そのキーワードは, もうお気づきとは思うが,
けだるい日曜の午後, 主人公の男性が, 喫茶店からガラス越しに街を眺めている.
ぼんやりと見るとはなしに眺めている街並み, 行き交う人々, 車..
「あ, シトロエンだ」何の気は無しにつぶやいたひとこと, その途端,
面識もない隣席の美少女がへたへたとくずおれて意識を喪い..
あわてて助け起こす彼に,
意識を回復した彼女は,
さきほどまでとは別人のような,
まるで何者かに乗っ取られたかのような不思議な表情で,
どうしたこうした...
というあたりからこの話は始まるのであった.
「シトロエン」と聞いたとたん へたへたとなる人や, 異常な対応をとりだす人は, 現実社会にも, まあいろいろと居るとは思うが..
「へたへたとなるシトロエン」もあるか..
この本, 著者, 書名などまったく覚えていないのが残念である.
(2003/8/23) 何人かでぐぐっていただいた結果、作者と書名が判明。 麻耶十郎「凌辱の鍵言葉」です。 (「犯された教室」所収) 電子媒体として購入 もできるようだ。
$Id: book.html,v 1.9 2006-03-25 14:07:13 morimoto Exp $